# CD/DVDが読めない…。データ共有するなら,「USBのように」ではなく「CD/DVDとして」を選ぶ!
教員同士でデータ共有をするさい,CD/DVDを作成するときには「CD/DVDとして」を選びましょう!
初任研では教わらない,早く帰るためのTIPS (笑)
お恥ずかしい話が一つ…。
Windows7のディスクの書き込みで出てくるダイアログで尋ねられる
①USBフラッシュドライブと同じように使用する
②CD/DVDプレイヤーで使用する
という選択なのだけれども,
ICT担当は 今日の今日まで,
①はDVD-RAMの時だけで,ライトアットワンスの「-R」メディアは全て②のCD/DVDで使用しなければいけないと思っていた。
(言い訳するとWindows7は使用した期間が短く,XPから→7→8→10と矢継ぎ早にシステムが変遷した経緯と,クラウドへの移行が早かったためディスクメディアをあまり使わなかったという事がある。)
いつぞやの話だが,とある小学校の教頭先生から「CDやDVDを作成して職員で共有しても数回読み込んだら読めなくなる」と愚痴をこぼされた事がある。その時に書き込みの方式を確認すると①のUSBのようにで行ったとの事だった。これと同じような話が過去にも何回かあり,ICT担当自身は
「それはそうだろう,write at once のディスクをUSBのように使うなんて,そもそも出来ないんだから…」
と思い込んでいた(恥ずかしい話だが…)。
「-R」や「-RW」,「-RAM」といったディスクの違い,「セッション」やら「ファイナライズ」といった書き込みの方法などの説明が面倒で,その教頭先生には説明をしていなかったのだが,今にして思えば,話をしなくて良かったと思う(笑)。
そう,Windows Vista から,パケットライト形式というフォーマットがサポートされていて,CD/DVDに対して,データの書き換え(変更)はできないけれど,追加と削除はできる(空き容量は減少していく)形つまりUSBの様に使えることになっているのである。
この業界,次々と初期の概念が覆される(笑)。
そして今日,とある中学校の先生から「昨日まで読めていたDVDが読めないので見て欲しい」と言われ対応をした。昨日の時点で他の先生のパソコンではドライブ認識して中身のデータも見えていたのに,今日その先生のPCで読み込もうとすると,DVD自体を認識さえもしない。試しに他の先生のPCでも試すが同じ状況。さすがに認識しないものを復旧させるのは,やってみれば出来るかもしれないが時間がかかりそうなので,再度資料のメディアを送付してもらうように手配してもらった。
それで色々と調べているうちに,Vistaから,「ライブファイルシステム形式」「マスタ形式」の二つの使用方法があるのだと分かった次第。
だけれども,色々調べてみて分かったことがある。それは,「ライブファイルシステム形式」でのフォーマット,つまり
① 「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選ぶと,違うPCでの互換性が確保できない場合がありデータを読み込めない事象が多発しているらしい事。先の教頭先生の事例もそれっぽい気がするし,今日の中学校での事象もそれではないかと疑われる。厳密に検証をしているわけではないので100%言い切れないのだけれども…。
いくつかのホームページやブログでも他人のPCとデータ共有をする場合は,「マスタ形式(ディスクアットワンス)」を推奨しているページが多い。
つまり
個人が1台のPCでUSBのように便利に使いたいのなら
「①USBのように」
で良いけれども,他の人とデータ共有する場合は,出来るだけ
②「CD/DVDプレイヤーで使用する」を選びたい。
DVDドライブが装備されている機種が減っていて,現在使用しているノートPCは全てドライブがないのだが,外付けのドライブを接続して,暫く使っていなかった「DVD-RAM」を含め各種メディアのフォーマットや使い方も確認してみたい。