# 職場体験なんてやめてしまえ!

単なる思い出作りならやめてしまえ! 職場体験

ごめんなさい,すみません,ごめんなさい…。本当にそんな風に思っているわけではありません。この期間中は先生たちも依頼先や子供たちを気遣い大変な思いで行っているのも見ていますし,子供たちの為になっているのは重々承知で本当にやめろなんて思っている訳ではないのです。少し表現が過激になりました。
ただお客様からお金を頂いて商売をしてきた立場の人間としては,もう少し商売をしている人たちの善意に甘えることなく学校の先生自身が社会を知るべきと思うのです…。


全国の市町村で,中学生の「職場体験」なるのものが行われているのかいないのか,それは分からないのだけれども「ICT担当」が勤務する市町村では,それが存在する。

中学校が,学校の授業単位としてそれぞれの市町村で経営している様々な企業に,1週間を超えない数日間,中学生生徒を送りこんでビジネスの実際やその厳しさを体験してもらうという行事である。
これは多感な中学生にとって,将来を考えるための非常に有用な行事で,それを行うだけでも意義があるとは思うのだが,学校教育ではなく実利社会で生きてきた「ICT担当」には,不満な点もある。

それは,「地域社会で奉仕的な学校」が行っている行事に対する,「慈善事業の一環のような行事」であるということ。だから,受け入れの企業はあまり,厳しく子供に指導はしない…多分…。

何が言いたいかというと

せめて,子供を派遣する先の企業が「お客様のためにしている幾つかの事」を,学校が事前に生徒に教えるべきだと思うのである。

小学校で勤務していた日に,今日が「職場体験」の最終日という事で,来ていた中学生のお別れの挨拶が有った。その場にいた教職員は当然,教頭先生,校長先生も起立してお別れの挨拶を聞いていた…。それは趣旨から言って何もおかしくはないのだが…,

民間を経験している「ICT担当」にはすごーーーーーく,違和感を覚えた場面があった。

挨拶をしている中学生全員が後ろ手を組んでいるのである。

家電量販店とか普通の一般小売店に行っている生徒たちも同じようにしているのだろうか?

「ICT担当」は一時期,地元に帰ってきて家電量販店で接客仕事をしていたことがあるのだけれども,恐らく「後ろ手」を組んで接客をしていたのが店長とかバイヤーに見られたら,瞬間「帰れ!(仕事せんでいいから)」と言われるくらいのNG事項である。一般常識で考えても中学生が校長先生や教頭先生に対して後ろ手くんで挨拶するって一般常識で考えるとあり得ない話。

なんだけれども,小学校の先生は誰もそれを指摘しない。

実ビジネス経験のない先生方が,ビジネスマナーを子供たちに教えるというのは,「職場体験」の趣旨からは違うのかもしれないけれども,子供たちを派遣される企業からすると,生死を左右する「顧客を離れさせない」ための最低限のマナーを,子供たちだけでなく指導する先生も知っておいて欲しいと思っているはずである。

職場体験の依頼をするときに,受入れ先の企業が大事にしていることをヒアリングして子供たちに理由とともに伝えるくらいの事は,学校もすべきでは…と,ついつい思ってしまう。

地域の公立学校には勿論協力したいけれども,死活問題の顧客対応はおざなりにしたくない…というのが企業の本音だから。学校側は無理をお願いする以上,企業が生き残るために行う「企業のBehavior」を教えることこそが,「職場体験」の本当の意義と考えるのだが…。

私の私見ではなく文部科学省が言っているのはこちら
 「第1章 職場体験の基本的な考え方」